ダーウィンでもロックダウン開始 2021-8-16
コロナのパンデミックが宣言されてからも、幸いダーウィンではほとんどコロナのコミュニティ感染がありませんでした。
ところが今日は感染者が一人出たとのこと。早速午後12時から72時間のロックダウンが始まりました。
外出できる5つの理由は
1、医療
2、必要不可欠な買い物
3、必要不可欠な仕事
4、屋外での運動(1日1時間、自宅から5キロ以内で他の一人または同居人とのみ)
5、介護ケア
外出の際にはマスク着用が義務付けられ、ロックダウンの規制に違反すると5000ドルもの罰金が科されます。
日本とは桁違いの厳しさじゃないでしょうか。たった一人の感染者で広範囲の都市圏がロックダウンになってしまうんですから。
これには大きな理由があります。一般市民への感染以上に原住民であるアボリジニのコミュニティへの感染拡大を恐れているからなんです。
- アボリジニ人口の30%がノーザンテリトリーに住んでいる。
- アボリジニは慢性疾患を患っている人が多いので、コロナ感染してしまうと、致命傷となる可能性が一般市民よりも高い。
- アボリジニコミュニティの生活習慣からソーシャルディスタンスを取るのが難しい。タバコや食べ物飲み物をシェアする、家を転々と移りわたるなど。
- アボリジニのコミュニティでは英語を話さない人たちも多いので、コロナの現状が理解されていない恐れがある。
これまでなんとかアボリジニコミュニティへの感染は広がらずにきています。今回も乗り切れることを願うばかりです。
急なロックダウンで、学校はとりあえず休校となりました。時間に余裕ができたので、息子は早速裏庭で運転の練習してました。オーストラリアでの運転免許取得の話はまた後日します。
急なロックダウンで明日の行方さえわからない日になってしまいましたが、それでも静かで平和な1日が送れたことに感謝です。